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AGAの基礎知識

■ジヒドロテストステロン(DHT)
ジヒドロテストステロン(DHT)は、AGA(男性型脱毛症)の原因と言われる男性ホルモンです。ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンの一種テストステロンが5αリダクターゼ(5α-還元酵素)により変換され、産生されます。ジヒドロテストステロンが男性ホルモン受容体に結合するとサイトカイン「TGF-β」を産生します。サイトカイン「TGF-β」は、退行期誘導因子です。正常なヘアサイクルを阻害したり、自殺酵素を活性化し、毛母細胞を自殺死に誘発します。その為髪の毛は、十分に成長する前に成長期が終了します。

■5αリダクターゼ(5α-還元酵素)
5αリダクターゼ(5α-還元酵素)は、男性ホルモンの一種テストステロンをAGA(男性型脱毛症)の原因と言われるジヒドロテストステロン(DHT)に変換する酵素です。5αリダクターゼには、1型と2型があります。
5αリダクターゼ(1型)は、頭髪に限らず、体の体毛に存在しています。ジヒドロテストロンの30から40%を産生します。
5αリダクターゼ(2型)は、前頭部・ヒゲなどに集中して存在しています。ジヒドロテストロンの60から70%を産生します。
なおαリダクターゼの活性の強さは、父親・母親に関わらず、優性遺伝が受け継がれるそうです。

■男性ホルモン受容体
男性ホルモン受容体は、毛乳頭細胞のX染色体上に存在します。男性ホルモン受容体とAGA(男性型脱毛症)の原因と言われるジヒドロテストステロン(DHT)が結合するとサイトカイン「TGF-β」を産生します。サイトカイン「TGF-β」は、退行期誘導因子です。正常なヘアサイクルを阻害したり、自殺酵素を活性化し、毛母細胞を自殺死に誘発します。その為髪の毛は、十分に成長する前に成長期が終了します。
男性ホルモン受容体の感受性は、母方の遺伝の影響が大きい。

■テストステロン
テストステロンは、ジヒドロテストステロン(DHT)の素となる男性ホルモンの一種です。テストステロンは、コレステロールから複雑なプロセスを経て合成されます。なおテストステロンは、男性の場合には精巣などから分泌され、女性の場合には副腎や卵巣から分泌されます。

■AGAチェック
AGAチェックは、DNA分析によりAGAのリスクと治療薬プロペシア(フィナステリド)の効果を判定します。AGAの原因と言われるジヒドロテストステロン(DHT)は、毛乳頭細胞のX染色体上にある男性ホルモン受容体と結合し、退行期誘導因子であるサイトカイン「TGF-β」を産生します。男性ホルモン受容体には、受容体を覆うような三次元構造のDNAが存在しています。そのDNAは、「c,a,g」という塩基を繰り返す為、cagリピートと言われています。cagリピートが長い場合、AGAのリスクが低く、またプロペシアの効果も低くなります。逆にcagリピートが短い場合、AGAのリスクが高く、プロペシアの効果も高くなるそうです。

髪の基礎知識

■髪のヘアサイクルには、成長期・退行期・休止期があります。髪の毛は、成長期・退行期・休止期、そして再び成長期へと移り、成長と脱毛を繰り返しています。なおヘアサイクルの期間は、2から6年と言われています。
●成長期は、2から6年です。成長期は、髪の毛が成長する期間です。いったん消失していた毛母細胞が再形成され、細胞分裂を盛んに行い、髪の毛が成長を続けます。
●退行期は、2から3週間です。退行期は、毛母細胞の分裂が鈍り、休止期に入る準備をします。毛母と毛乳頭が分離し、毛根が頭皮の浅いところへ移動します。
●休止期は、3から4ヶ月です。休止期は、髪の毛の脱毛が始まると同時に新しい髪の毛の生成が始まります。髪の毛は、しばらく毛包にとどまっています。
なおAGA(男性型脱毛症)では、ジヒドロテストステロン(DHT)と男性ホルモン受容体が結合し、脱毛シグナルが出され、髪の毛の成長期が終了します。

■髪の構造は、頭皮の中に隠れている毛根と頭皮から外に出ている毛幹に分けられます。
毛根の根本部分でふくらんでいるのが毛球です。そして毛球のくぼんだ部分が毛乳頭です。なお毛乳頭を取り巻くように毛母細胞があり、毛乳頭から供給された栄養により、分裂・増殖を繰り返し、髪の毛を作っています。
毛幹部分は、中心部分からメデュラ(毛髄質)・コルテックス(毛皮質)・キューティクル(毛小皮)の三層から成り立っています。
●メデュラは、毛幹の中心部分にあり、空気をたくさん含んでいます。
●コルテックスは、毛幹の大部分を占め、メラニンを含んだ繊維状の細胞が集まっています。
●キューティクルは、髪の毛の一番外側にある部分です。魚のウロコのように重なり、内部を保護しています。

■髪の成分は、アミノ酸が結合したたんぱく質が主要成分です。メデュラは、柔らかいたんぱく質と脂質が主成分です。コルテックスは、繊維状のたんぱく質が主成分です。キューティクルは硬いたんぱく質が主成分です。髪の毛のたんぱく質は、ケラチンと言われ、髪以外にも肌や爪などにも存在しています。なおケラチンは、主にアミノ酸の一種システインとメチオニンが原料となっています。

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