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AGA(男性型脱毛症)
AGA(エージーエー)は、男性型脱毛症・壮年性脱毛症・若ハゲなど言われています。
AGAは、主に男性の思春期以降に発症する進行性の脱毛症です。AGAには、生え際が後退したり、頭頂部が薄くなったり、また生え際と頭頂部が同時に薄くなったりする特徴があります。そしてAGAの発症や進行には、個人差があり、大きいのも特徴です。なお女性に発症したAGAは、女性男性型脱毛症(FAGA)と言います。女性の場合には、頭部全体の髪が細くなる特徴があります。AGAの男性は、現在日本国内に1,260万人いると推定されています。AGAは、脂肪やカロリーの摂取量が増加したり、運動不足が顕著となった第二次大戦後に急増したと言われています。
AGAの原因には、男性ホルモンと遺伝が関係していると言われています。AGAの原因である男性ホルモンは、ジヒドロテストステロン(DHT)です。ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼ(5α-還元酵素)により変換され、産生されます。ジヒドロテストステロンは、男性ホルモン受容体と結合すると脱毛シグナルが出され、髪の毛の成長期が終了します。
次にAGAのもう一つの原因は、遺伝です。AGAへの遺伝の影響は、25%程度と言われているそうです。男性ホルモン受容体の感受性は、母方の遺伝の影響が大きい。また5αリダクターゼ(5α-還元酵素)の活性の強さは、父親・母親に関わらず、優性遺伝が受け継がれるそうです。なお両親が薄毛の場合、子供は薄毛になりやすいそうです。母親が薄毛の場合には75%の確率で子供が薄毛になり、父親が薄毛の場合には50%の確率で子供が薄毛になるというデータがあるそうです。
なおAGAの詳しいメカニズムは次のようになります。男性ホルモンのテストステロンは、5αリダクターゼ(5α-還元酵素)により変換され、ジヒドロテストステロン(DHT)が産生されます。そしてジヒドロテストステロンは、毛乳頭細胞のX染色体上にある男性ホルモン受容体と結合し、サイトカイン「TGF-β」を産生します。サイトカイン「TGF-β」は、退行期誘導因子です。正常なヘアサイクルを阻害したり、自殺酵素を活性化し、毛母細胞を自殺死に誘発します。その為髪の毛は、十分に成長する前に成長期が終了します。なお成長の途中で、成長期が終了すると髪の毛が長く太く成長せず、短く細い髪の毛が多くなり、全体として薄毛が目立つようになります。なおサイトカインは、情報を伝達するたんぱく質です。「TGF」には、αとβがあります。「TGF-α」は、増殖作用があり、「TGF-β」は、抑制作用があります。
